壁芯と内法のちがい
- 壁芯面積:壁の厚みの中心線で囲んだ面積。図面から計算しやすく、設計や広告でよく使われます。
- 内法面積:壁の内側の線で囲んだ面積。部屋の中で実際に使える広さに近く、メジャーで測るとこちらになります。
どの書類でどちらが使われるか
| 書類・場面 | 測り方 |
|---|---|
| 広告・間取り図の帖数 | 壁芯(1帖=1.62㎡以上) |
| 分譲マンションのパンフレットの専有面積 | 壁芯が多い |
| 賃貸の募集図面・契約書の専有面積 | 壁芯が多い(物件ごとに確認) |
| マンション(区分建物)の登記簿の床面積 | 内法 |
| 一戸建ての登記簿の床面積・建築確認 | 壁芯 |
分譲マンションでは、パンフレットの面積(壁芯)より登記簿の面積(内法)のほうが小さくなるのがふつうです。賃貸の契約書の面積も多くは壁芯ですが、どちらで書かれているかは物件ごとに違うので、気になるときは管理会社に確認してください。
どれくらい差が出るか
差は、部屋のまわりの長さ × 壁の厚みの半分くらいです(角の分を少し足します)。6帖ほどの部屋で計算してみます。
内法 352 × 264 cm = 9.29㎡(5.7帖)
壁芯 364 × 276 cm = 10.05㎡(6.2帖) ※壁の厚み12cm(片側6cm)
差 約0.75㎡(約0.5帖)
部屋が小さいほど、また壁が厚いほど、差の割合は大きくなります。鉄筋コンクリートの建物は、木造の間仕切りより壁が厚いことが多いので、差も大きくなりがちです。
自分で測った値と比べるには
メジャーやレーザー距離計で部屋の内側を測ると、内法の寸法になります。壁芯で書かれた帖数や面積と比べるときは、次のように換算します。
- 各辺を壁の厚みの半分ずつ外側へ広げた寸法で、面積を出し直します。
- 壁の厚みが分からないときは、木造の間仕切りなら12cm前後(片側6cm)を目安にします。
- 建物全体(延床面積)を外壁の外側で測ったときは、逆に外壁の厚みの半分だけ内側へ縮めて壁芯に直します。
間取りの実測チェッカーでは、部屋は内側から外へ、外周は外側から内へ、この換算を自動で行います。壁の厚みは画面で変えられます。L字や斜めの壁がある部屋でも、形に合わせて計算します。
内法と壁芯、両方の面積をすぐに出せます
測った長さを入れると、内法の面積と壁芯換算の帖数を並べて表示し、図面の表示と比べます。
ツールで比べる